9月
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海上輸送で中国の弱点はマラッカ海峡で、これまでもこの弱点を補うための施策は打ってきた。
ミャンマーのチャウピュウから昆明までのガス・原油パイプラインは中国のエネルギー使用量の20%を賄える規模である。
タイ南端のクラ運河建設は1世紀も前から検討されていたプロジェクトであったが、
経済的軍事的に力を付けた中国が、西側の戦略海域マラッカ海峡通過を嫌いクラ運河建設に乗り出し、タイ政府と協議をるづけてきたが、この度タイ政府は「KRA運河建設計画を廃止する」と発表した。
またタイ政府は、7億2400万ドル相当の元級S26T潜水艦2隻の購入を延期したので、中国がインド太平洋地域のプレゼンスを大きく毀損した。
たとえクラ運河が完成したとしても中国が自由にインド洋を航行するのは、インドがニコバル島を起点に防御線を引くので難しい。
この防御線の一端を担うのがミャンマーのココ諸島で、ミャンマーが中国陣営に付けば防御線の価値はなくなり、中国海軍はインド洋に自由に出入りできるようになる。
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