9月
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2008年から始まったダウェイSEZ開発だが12年経過した今もほとんど進んでいないと言っても過言ではない。
理由はいろいろあるが、資金力のないイタリアンタイデベロップメント(ITD)に許可を与えてことにあり、2013年には義務違反により権利を取り上げれれているにもかかわらず、2016年には再び主契約者として出てきている。
ミャンマー政府は日本にも支援を請うて2015年、ミャンマー、タイ、に次いで3番目の株主として覚書(MOI)に署名しました。
しかし、一向に進まないプロジェクトに資金を出すと中国の8つの企業が名乗りを上げている。
中国国営の中国石油天然気集団(CNPC)やエネルギーチャイナとしても知られるCEECは香港の子会社などを使いダウェイSEZの進出を狙っている。
中国の狙いはこの地が地政学上インド洋に出るために中国としては抑えなければならない重要拠点で、
特に最近タイからKRA運河プロジェクトを断られてからその重要度は高まっている。
一方、3番目の投資国となった日本の民間企業の投資意欲は薄く、ミャンマー政府は「G to G」を要求している。
ミャンマー政府としては中国企業には理由を付けて情報を流さないようにしているが、投資家が現れなければ中国企業も受け入れなければならなくなる。
自由主義陣営としてはこの地は絶対中国に渡してはいけない場所だが・・・

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