ミャンマー歳時記

今年の新学年は５月２７日（月）から始まるとのニュースで昨日急遽授与式を４箇所で行った。

総勢１６１名の子供達に、１年分の学用品、通学支援物（傘）入学金５０００ｋｓを支給した。

僧院では毎年のことだが、リストに無い子供が必ず紛れ込む。

これは親が後ろで子供を操り出席させている。

トンでもない親がいる。

親だけ出席して育英資金をほしいとねばる。

子供はなぜ来ないの、

塾に行っているので、来れないから私がもらいに来た。

塾に行けるような子供に、この育英会はお金を出さないと告げると、

それでもと最後まで粘る。

やっと帰ったと思い気や

今度は申請が遅れたが、去年は貰っていたので、今年も欲しいとせがむ母親。

僧院では１月前から告知していたのに申請しない。

約束を守れないような親には育英資金は出せないと却下。

子供にはかわいそうな思いをさせてしまったが・・・

しかし、こんなことを許していると毎年このような者が多く出て収拾がつかなくなる。

育英資金を却下された親は、鬼のような日本人だと罵っていることだろう。

授与式の最中MRＴＶ-4の撮影が突如入ってきた。

ＴＶになど映りたくなかったが式を途中で止めるわけにも行かないので続行した。

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学用品や傘を受け取る

現金を受け取るこども

記念撮影（僧院）

ファイブスクウェアズ育英会では通学支援物資として傘を支給する。

先日２００本の傘を註文しておいた傘が届いた。

２００本の傘全てを開いてチェツクした結果１９本の傘が不良品。

店に苦情を言うと、交換するから店に持ってきて。

おい、おい、簡単に言うなよ

タクシー代往復で１００００ks掛かるぜ。

子供が使うので丈夫な傘をと思い註文したのに、使う前から不良品。

これ、中国製で２２００ks～３８００ksの品物。

ミャンマーは中国の掃き溜め化しているのは腹が立つが、どうにもならない現実がある。

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通学支援用傘

ミャンマーの新学期は今月27日から始まる。

ファイブスクウェアズ育英会でも受給者の選定で忙殺されている。

特に先日の世話役打ち合わせ会で

世話役が大変苦労している事が判明した。

ヤンゴンは民主化に伴い就職の機会が増え、貧困家庭が減少しつつある。

育英会では親が正業に付いている子供は受給者の対象から外している。

昨年まで受給していたが、親が正業に就いたので今年は支給しないと伝える事が大変難しい。

家の子がどうして貰えないのか

隣の子になぜ上げるのか

あなたは私が嫌いなのか

等々、言って世話役に詰め寄り、最後は大声で喧嘩腰になる人もいる。

世話役は地域に密着した人なのでこのために人間関係が悪くなるのを大変懸念している。

来年から、支給を中止する子は私が直接話し、世話役の判断では無いことにして、

世話役の負担を軽くしなければならない。

世話役に辞められると育英会の運営に多大な支障をきたす。

些細な事でも皆で協力し合い育英会を運営していきたい。

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2012年事業報告

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多くの皆様方のご支援、ご鞭撻を宜しくお願いいたします。

寄付金は1口2,000円です。出来るだけ2口以上でお願いいたします。

振込み先　東京都民銀行　城東支店　

普通　4034684　

ファイブスクウェアズ育英会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

理事長　田口　八郎

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ファイブスクウェアズ育英会も2006年以来の活動で8年目に入りました。

小規模な育英会では支給する人数にも限りがあり、大勢に影響は無く無意味だとのご批判を頂くこともある。

しかしそんな批判にもめげることなく7年間続け、延べ５９５人の子供を支援することが出来ましたのも、多くの支援者のお陰と感謝しています。

支援者のご厚志は私が子供の手に直接渡し、偽善者に１ｋｓ足りとも渡さない。この事を確実に守って行けば無駄な経費を使うことなく多くの子供達に支援ができます。

ミャンマーの教育現場は疲弊して、先生の質も低下が著しく教育を受ける子供達は可哀想だと常々思っていますが、その学校へさえ行けない子供はまだまだ沢山います。今後とも微力ではありますが、『続けることに意義がある』このスローガンで続けて行きたいと思います。

多くの皆様方のご支援、ご鞭撻を宜しくお願いいたします。

寄付金は1口2,000円です。出来るだけ2口以上でお願いいたします。

振込み先　東京都民銀行　城東支店　

普通　4034684　

ファイブスクウェアズ育英会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

理事長　田口　八郎

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2013年写真集

ミャンマーは正月前後に物価が上昇する。そして学用品は入学時期の6月には一番高くなる。

ノートは金額も張るのでできるだけ安く仕入れたいので、早々と先日仕入れた。

普通ノート200ダース、4線ノート48ダース。

値段は同じでも良いノートを買うことができた。

傘やその他の学用品も早めに仕入れなければ。

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ファイブスクウェアズ育英会は今年から工科系大学生に奨学金の支給計画があり、準備を進めていたが、思わぬ落とし穴があって行き詰まり状態だ。

工科系の大学生は進級が難しく、進級するためには大金をかけて塾へ行ったり家庭教師を頼まなければならないそうだ。1月30000ｋｓの奨学金ではとても足りないそうです。奨学金を貰っても進級できなければ無駄金になってしまう恐れもある。

今後知り合いの学生５～６人からも意見を聞き、援助のあり方を再検討しなければならない。

いっそうの事無料の塾を開校しようかなと思ったが、1月100万ｋｓ～200万ｋｓの費用が掛りそうなのでファイブスクウェアズ育英会としては資金的に手が出ない。

それにしても大学生が塾に行かなければ進級が難しいとは不可解だ。

奨学金を支給している児童生徒104人の成績等を聞き取り調査した。

クラスで10番以内の生徒が32人（＊1クラスは50～60人）

クラスで1番の生徒が4人、学年で1番が1人いました。

子供達は学校が大好きで、好きな科目は国語、算数、英語、理科の順でした。

将来は医者、先生、技術者を目指す子供が多く、軍人を希望する男の子も5人いました。そしてただ1人歌手（女優）を目指している女の子もいました。

夫々の子供達が夢をかなえて欲しいものです。

其の夢をかなえる為の支援が少しでも出来ればと思っています。

今年は政府の指導で小学校では入学金と称するお金を一切取らないことになり親達は随分楽になった。

ファイブスクウェアズ育英会では文具一式と通学支援名目（制服、靴、かばん,傘などの購入費）の金銭5000円～10000円を奨学資金として授与した。

今年は政府の指導が強いので学校は入学時には寄附等を要求しないのだが、7月8月頃になると何らかの名目をつけて半強制的に寄附を募る可能性がある。貧しい家庭ではこの寄附を出せなくて子供が学校に行くのを諦める家庭も少なくない。